コロナの影響でどこへも行けずに退屈だなぁと思いませんか?毎日がストレスの連続で心が折れそうな時ってありますよね。でも、ちょっとしたことで日常が大きく変わります。

マインドフルネスは「今ここに」を大切にします。   「今ここに」を大切にするから、過去の重さや将来への不安から解放されるのです。頭ではこのことをわかっていても、また瞑想をしても心に何かパッと光が差し込まないという方も多いのではないでしょうか?   ですが、あなた自身が変われば世界は変わります。そのために誰でもできることを今回はお伝えいたします。    

「今ここに」を発見する写真

「今ここを」とらえる写真。今や誰でもスマホやデジカメで撮影できますし、InstagramFacebookなどのSNSで自由に発信もできます。写真は動画と違って一瞬を止めて表現できるツールです。今回、おすすめするのは「Photo」です。   できればスマホではなく、一眼レフを持ってみませんか?スマホでもきれいに撮れるのですが、大きなカメラを持つと誰でもカメラマンになれます。使い方も最初はオートで良いでしょう。ファミリー向けの入門機もお手頃価格で色々あります。   なぜ、スマホより一眼レフが良いかというと日常から離れるためです

日常と違うことを始めるということが、自分が変わる大切なこと
なのです。   私の妻は41歳から写真をはじめました。私と夫婦で「合気新道」(ヨガと合気道のミックス武道)の道場をハウステンボスの中で経営しておりましたが、妻が何か別のこともしてみたいと思っていた時に、「写真をやってみたらどうか?」と私が妻に提案をいたしました。   実は私の祖父も父も写真家で、私も子供の頃はよく写真を撮影しておりました。ただ、私の興味は武道と禅へ向かいましたので、しばらく写真からは遠のいておりました。けれど、写真は好きなので生徒の稽古風景など記録用にはよく撮影していたのですが、写真は妻の方が私より腕がいいなぁと常々思っていたのです。

腕がいいというのは、技術ではなく眼の付け所が面白いと感じていたのです。観る視点が面白いと思ったのですね。   そこで、最初は小さなデジカメを買いました。妻は夢中になって撮影を始めした。そして毎日が変わったのです。ここに掲載する写真は全て妻が撮影した写真です。    


切り取られた世界は印象の世界

皆さんは、素敵な風景だなぁと思ってカメラで撮影した時、撮影した写真を見て撮った時の感じと何か違うなと思ったことがありませんか?   それは素敵な風景を感じた時、その時に吹いている風や鳥のさえずり、太陽の暖かさも含まれております。そして人間の目はパノラマのように広く見渡しながら、眼の焦点は意外に狭く観ているのです。   一眼レフカメラには「標準レンズ」というものがありますが、標準とは人間の眼は捉えられる範囲に近いレンズという意味です。

しかし、この標準レンズは撮影すると意外に範囲が狭く感じます。人間が観て感じる世界は、実際の眼で見ている世界ではなく「総合的な印象」なのです。ところが被写体をカメラで撮影すると印象ではなく、そのままが撮影されるので実際に感じた世界とズレが生じるのです。   そのことを理解しないと写真はただの切り取られた世界になってしまいます。実はこの「切り取られた世界」が退屈なだなぁとか、面白くないなぁとか、窮屈な日常だなぁと感じる世界なのです。でも、あることを知ると世界が変わります。

それは、印象をとらえるということです。つまり、今見て感動したことを「抽象化する力」が備わると写真も変わり、日常も大きく変わって観られる様になります。  

印象をとらえる力が脳を柔らかくする

何かを見てまずキレイだなぁとか、可愛いとか、お面白いということを感じるとします。その感じたことの何処にそれを感じたのか?なぜ感じたのか?それを瞬間的に見つける力が抽象化です。たとえば、ネコが綺麗と感じた私の妻はネコの眼に注目しております。そして、その眼をさらに印象的にするために余白をつくります。このアングルは計算してつくったものではなく、瞬間的に印象をとらえてシャッターを切っているのです。  

技術やアングルなどの理論は様々ありますが、妻は特に深く勉強もしておりませんし、習っておりません。それが本当は良いのです。写真が上手になろうと思って本や教室に通って誰かの知識をマネてしまうと固定観念が生まれてしまいます。固定観念が生まれると瞬間的に印象をとらえる感性が鈍るのです。たとえば、基礎体力ができていないのにテクニックだけを習うと武道やスポーツも上達しません。身体をガムシャラに鍛えた上で、自分自身でもっと効率が上がらないか?と技術を学ぶ方が、実力が身に付くのです。写真も感性を先に磨くことが大切です。    


宝探しが始まる

日常はそんなに退屈なものでしょうか?カメラを持って被写体を探してみましょう。何か面白いものはないか?美しいものはないか?意外に色々あるものです。   自分が興味のある被写体を観察してみましょう。近所の野良猫、愛犬、道端の花、色々見つかると思います。そして、どんどんシャッターを切るのです。考えるよりも感じること、感じたら写すこと、同じ被写体でも角度を変えたり、近づいたり、離れたり、色々撮影してみます。  

すると次第に自分が「何を感じたい」のかが分かってきます。「感じる」とは「感じたい」なのです。心に求めるものがあって初めて「宝もの」が見つかります。カメラを持って宝探しをするということは「自分の求める本心」を見つけるということです。日常を退屈にしているものは「自分が求める本心」を見つけていないからなのです。

世界はドラマに満ちている

自分の身内のことを書くと少し気が引けますが、妻は好き嫌いがはっきりしているので、自分の心が求める本心を見つけるのが上手なのです。カメを見て親子の可愛らしさをすぐに見つけます。私は見逃しておりました。   それだけ生き物が好きで、生き物の子供に愛情を持っているのでしょう。皆さんもカメラを持って宝探しをすると自分が本当に求めているものが見えてきます。インスタ映えとか、誰かにすごいとか、褒めてもらうことは考えずに、本物の宝探しをするのです。    


小さな世界にも宇宙が広がる

自分が求めるものは「心が惹かれる」ものです。カメラを持って歩くと心が惹かれるものが至る所に姿を見せてくれます。自分の求めるキレイや可愛い、スゴイがたくさんあることに気づくでしょう。もっと近づいて見ると良いでしょう。離れて観ても良いでしょう。どんどんシャッターを切るのです。そして、写した写真から、これがいいとか、これが素敵と選んで行きます。自分がいいなぁと思うもので良いのです。何故なら自分の本心を探しているのですから、他の誰かに聞いても意味がないのです。どんな世界にも、小さなところにも無限の宇宙が広がっております。その宇宙を感じて探すと自分の心が宇宙であることに気づくでしょう。    


退屈な世界なんて何処にもない

世界は輝きに満ちております。現在、妻は自分の小さなアトリエで写真やイラストを制作しております。私の原稿イラストは妻が描いております。   普通のOLだった妻は合気新道で巨漢のアメリカ人を指導したり、たくさんの子供に指導もしました。やがて、Photoと出会い自分を探し、自分の本心に向き合うようになりました。正直に言って、自分と向き合うということは大変なことです。マインドフルネスを本気でやれば自分の心の中で葛藤も生まれます。それでも、そこを突破すると全く違う世界が広がってくるのです。日常の一瞬が「面白い!」に変わります。  


さいごに


カメラを持って自分の宝探しに出ましょう。どんな小さな身近なものでもたくさん写して、たくさんの中から探してみましょう。上手にとか、誰かにほめられたいとか、それは考える必要はありません。技術も要りません。ただ、自分が素敵だなぁと感じるものをドンドン写してみる。そして探すこと。それが自分自身が本当に求めていることを知るマインドフルネスです。  


※本記事の内容は、執筆当時の学術論文などの情報から暫定的に解釈したものであり、特定の事実や効果を保証するものではありません。