20代から30代半ばのディスクワーカー向けストレス改善法

仕事が重なり、上司の指示がバラバラ、ストレスで脳がパニック 並行していくつもの仕事が常に重なっている。上司からの指示がまちまちでストレスがたまる。寝る前に、上司の顔や取引先でのクレームが浮かんで眠れない。この先ずっと今の延長線に未来があると思うと絶望感に襲われる。

そんな方に必見の脳をデフラグして、バシバシ仕事を捌いて、さっさと好きなことできる脳に変える方法をご紹介いたします。

そもそも、デフラグってなに?

Windowsパソコンを使ったことのある人はご存知だと思いますが、デフラグメーション(defragmentation)のことで、縮めてデフラグと呼んでいます。つまり、フラグレーション(fragmentation:断片化)を解消(de)するという意味がデフラグです。パソコンのハードディスクにデータを入れたり削除したりを繰り返すとデータが断片化しますので、パソコンを使っているうちにデータの呼び出しや書き込みの速度が遅くなります。

そのために、断片化したデータを最適化する処理をデフラグと言います。ハードディスクだけではなくSSDでも同じ現象は起こるのですが、最適化する方法が事なります。それはさておき、いずれにしても記憶媒体は常に最適化する処理が必要なのです。 これは人間の脳も同じで、一度に並行して色々な仕事などをしたり、曖昧な指示を受けると脳が混乱して記憶の再統合に支障が出るのです。

例えば、上司から明日までにAというレポートを提出する様にと指示を受けます。ところが、途中でAは明後日で良いからBを明日にしてくれと指示が変わります。すると電話が鳴ってお客様からCは何時になるかと問い合わせが来ます。そんなことが毎日続きます。 ついに脳は混乱し、出力も入力もフリーズします。でも、そんな事ってよくありますよね。仕事ははかどらない、モヤモヤする、モヤモヤを発散できない、そんな時はどうされておりますか? そこで、脳の仕組みを上手に活かして、仕事もはかどりモヤモヤを解消する脳のデフラグ方法をお伝えします。


男性の脳は論理を好む


脳は左右に分かれております。左脳は言語や論理、分析を司(つかさ)どり、右脳はイメージ、空間把握や図形認識、直感的感覚を司っていると言われております。そして、男性は左脳をよく使う傾向があるとも言われております。

つまり、男性の場合は物事を論理的に組み立てて理解する傾向があるということです。ですから、論理性が壊れていたり、組み立てにくい状況に遭遇するとストレスになりやすいということです。簡単に言えば男性の脳は矛盾(むじゅん)に弱いということです。 逆に女性は論理的に辻褄(つじつま)が合わない状況でも、感覚的に許される場合は受け入れてしまうという傾向があります。

つまりストレスの原因に違う傾向があるのです。 男性は仕事や生活の中に矛盾することが重なるとストレスが溜まり、論理性へのフラストレーション(欲求)が起こります。 脳は混乱しているのに、論理性へのフラストレーションが溜まっているという状態が、男性の場合に多く見られる傾向です。


世界は矛盾(むじゅん)に満ちている


男性の脳は物事を論理的に捉えようとします。だから、会社の仕事や世の中の矛盾がストレスになります。また、恋愛での女性との行き違いや、ご結婚されている人なら夫婦での日常的なトラブルは男性が物事を筋道立てて理解しようとするのに対して、女性は筋道を超えて話題が飛んだり、感情で判断する傾向が割と多くあるために男性はストレスを感じることがあります。言ってみれば、男女お互い様なのですが。

さて、そのストレスの元となる原因を世の中から無くす事は出来ません。何故なら世界は矛盾だらけだからです。では、じっと我慢するのか?それも辛(つら)いものです。このストレスによって起こる内面のフラストレーションは論理性への欲求ですから、その欲求を出来るだけ満たすことが、脳のデフラグになるのです。つまり、世の中が変わらないなら自分を変えるのです。


欲求を満たすと脳はタスクの優先順位を明確化する。


脳のデフラグ、つまり最適化で重要なことは自分のポジショニングなのです。ところが、フラストレーションがたまると、脳はフラストレーションに固執(こしつ)してしまいます。何が原因か不明のまま欲求だけが膨らむと、別な何かで欲求を代替しようと試みます。お酒や過食、ネットゲームや、レジャーなど色々です。 ところが、あくまでも代替ですからやはり解決にはなりません。

脳が論理性を好んでいるなら、難しい哲学や科学の本を読んだりすれば良いと思うかもしれませんが、フラストレーションを抱えたままの脳は論理的な本や動画などを見ても上手に受け入れることができないのです。 そのため、論理性に見せかた似非(えせ)科学や信仰宗教などにのめり込んだり、S Fや空想世界へ走る人もありますが、これは脳が混乱している状況なので何が正しい論理なのかを判断できなく、ただ論理性への欲求だけが先走っている状態なのです。 まず、脳が正しい論理的機能を取り戻すことが先決です。


正しい論理的機能を取り戻して、論理性の欲求が満たされると、自分自身の会社や世の中のポジショニングが明確になります。自分の座標が定まると目の前のタスクの優先順位が明確になります。そのことで、世の中の矛盾の多くは自分の視野から遠ざかります。 この自分の座標位置を定めて、タスクの順位を明確にすることを課題の分離と言います。聞いたことがある人も多いでしょう。


アルフレッド・アドラー(1870-1937)というオーストラリアの心理学者が自分の課題と他人の課題が入り乱れているので、自分と他人の課題を仕分けることで自分が何をすべきが見えてくると説明しております。 つまり、自分の座標である組織や社会、今関わっている人間関係の立ち位置を明確にすることで、自分の課題であるタスクの優先順位が明確化されるわけです。


混乱した脳に論理性を蘇らせる方法=デフラグ=逆作用法とは

課題の分離を行い、タスクの優先順位を行うためには、自分を取り巻く環境や状況を論理的に見極める脳の働きを取り戻す必要があります。では、まずは混乱している脳のフラストレーションを解放する方法に入って行きましょう。 ここまで読まれた方は、いやいや自分は論理性にフラストレーションがあるわけではないし、そう感じてはいないと思う人もいるでしょう。面白いもので、人間は本当に望んでいるものや方向をなかなか見出すことは出来ません。


そして、他人からあなたの欲しいものはコレですと指し示されても納得できないものです。しかし、自分が一旦納得すると確実に解決方法が見えてくるのです。方法は色々あるのですが、今回は一番簡単でシンプルな方法を紹介しましょう。 それは「逆作用法」というやり方です。逆作用とは、身体で言えば前屈運動が苦手な人がいるとします。床に座って足を伸ばして手を爪先に伸ばす運動です。 (図1)

図1前屈姿勢

学校の体育などは身体を柔らかくするということで、誰かに背中を押してもらいます。それが痛くて恐怖になり、身体はますます硬くなります。無理に背中を押すと筋肉ではなく筋肉をつなぐ腱を損傷しかねません。 そこで、東洋古来の身体法では「逆作用法」を行います。

① まず、前屈運動(図1)で手先がどの位置にあるかを確認してください。
デスクワークの方は腰が固くなっているので膝あたりが多いでしょう。


② 次は腹這いになって息を吸いながら手と足を同時に上へあげます。(2) の運動を何度か繰り返しましょう。

図2

③ そして、再び前屈運動 (図1)をしてみてください。
手先は膝より確実に前へ伸びているはずです。 つまり、前屈運動が硬い人は筋肉そのものが硬いのではなく、脳が前屈を妨げているのです。そこで、逆方向の背筋を使うことで、背筋を休ませようと脳が前屈方向へ意識をずらします。結果、前屈が向上するのです。


逆作用法を脳に仕掛ける


美味しいものを食べたいと美食に走る人がおりますが、ギリシャの哲学者ソクラテスは「食物の最上の調味料は飢えであり、飲み物のそれは渇きである」と言ったそうです。たとえば、スポーツジム で汗を流して、気持ちいい汗をかいた後に冷たいビールが飲みたくなります。これではせっかくシェイプアップしたのに台無しです。

けれど、これをもうちょっと我慢してみてください。本当に喉が渇いた状況では何よりも美味しいのは真水なのです。 この様に本当に欲しいものは何かを感じとるためには一旦、逆作用を働かせます。ここで貴方(あなた)が男性であり、年齢を20代から30代半ばと想定させていただきます。この年代の身体は興奮系の交感神経が本来は優位なのですが、デスクワークでは身体を動かすことがとても少ないのです。

そこで、3つのポイントを先にお伝えいたします。

⚫︎  フィジカルトレーニングを行う/脳ではなく、身体を刺激して交感神経を更にあげる。

⚫︎  論理性へのフラストレーションの糸口をアイテムでフックする

⚫︎  読書をして眠るです。


3つのポイントの解説

フィジカルトレーニングを行う/脳ではなく、身体を刺激して交感神経を更にあげる。


まず、脳が混乱している状態を正常化させるためには、意識や脳内だけでは解決はできません。脳と対比して存在している「身体」を変えることで脳へアプローチして変化を促(うなが)します。 特にストレスによって交感神経(自律神経の興奮系統)が優位になった状態が続いておりますので、それに対して副交感神経(自律神経の鎮静系)の働きを引き上げる必要があります。

そこで、静かな場所やリラックスできることをすれば良いと思われがちですが、20代から30代半ばの男性の場合はその方法では副交感神経の働きを活性化することが難しいのです。 若い男性の場合はもともと交換神経が優位に働いており、身体が活動的な時期なのです。車のエンジンで言えばアイドリングが高めなのです。それがストレスで更に高めに働いている状態です。

その状態で車は何を要求するか?エンジンをフル回転させて走りたいわけです。簡単に言えば、身体を思いっきり動かして交感神経を更に引き上げます。そのことで逆に鎮静化させよと脳が感じて副交感神経に働けと指令を出します。そして、スムーズに副交感神経が働き出します。 そのための運動方法で最も効果があるジョギングなどの有酸素運動が良いでしょう。

しかし、中々時間が取れない、走る場所がない、またはスポーツクラブへ行く時間がないという方には、家の部屋で交感神経を引き上げて、逆作用で副交感神経を活性化する具体的な運動方法を「脳と身体をコネクトするトータルマインドフルネス」で書きますので、ご参考にして下さい。

ここでは一つだけ原理をお伝えします。交感神経を引き上げるためには胸式呼吸を行うことです。胸式呼吸とは肋骨を引き上げる運動です。肋骨を引き上げるために肋間筋(肋骨の間にある筋肉)を働かせ、なおかつ肩甲骨を動かします。そのために両手の指を広げて息を吸うという動作を行います。

①  腕立て伏せで指を大きく開き、息を吸いながら、身体を床に近づけます。

②  息を吐いてプッシュアップです。(3)

図3



論理性へのフラストレーションの糸口をアイテムでフックする


フィジカルを刺激して副交感神経を引き上げますが、この時に脳を論理的に機能させるフックをかけます。そのフックとは知的欲求を呼び覚ます道具です。簡単に言いますと、「お気に入りの道具を」をちょっと背伸びして買うのです。

たとえば、ボールペンでも良いですし、ビジネスバッグやパソコンでも良いでしょう。道具が知的欲求の方向性へ紐付けしてくれるのです。高価だけど、気に入りのボールペンを仕事で使ってみたいということでモチベーションが生まれます。

つまり動機付けなのです。これは結構効果があります。 小見出しの下にある青い器の写真は「銀河釉(ぎんがゆ)」という磁器(じき)の茶道茶碗です。この様な趣味の道具でも良いでしょう。芸術性が高いものや、メカニズムが面白いものなど知的アイテムを持つということで脳が変わるのです。


読書をして眠る

写真:pixabay

身体を動かし、交感神経が上がって逆作用で副交感神経が働き出したら自然と眠くなります。したがって、運動は寝る前が良いでしょう。アイドリング(ニュートラル時の興奮度)が高めの交感神経を少し刺激して上げるので、そんなに激しい運動ではなくて大丈夫です。スポーツクラブや自宅での運動でも良いでしょう。食事は運動の後は軽めにしておくことをおすすめいたします。

さて、汗を流し、食事を軽く済ませ、その後は読書をしましょう。ベッドか布団に座っての読書です。本の内容はどんなものでも良いのですが、要するに左脳に働きかけるのです。タブレットやスマホだと眼に刺激が強いため、紙に印刷された本をおすすめします。電灯は蛍光灯ではなく、パルスのない白熱灯の方が良いでしょう。 副交感神経モードが安定した中で、左脳の言語や論理機能を少し触れることで脳のアイドリングが調整されます。

つまりホームポジション(ニュートラル時に欲求が安定した状態)を作るということです。読書を始めると30分くらいで眠くなります。そうしたら、本にしおりを挟んで静かに本をおいて、電気を消して横たわります。 Relookのアプリを聴きながらぐっすり眠りましょう。深い睡眠が脳を完全にデフラします。目覚めたらお気に入りのアイテムを持って新しい一日が始まります。


まとめ

20代から30代半ばの男性は交感神経がもともと高めですのでデスクワークの多い方は身体を動かしたい欲求と、物事を論理的に解決したい欲求の2つのフラストレーションが重ねっている状況にあります。

① そこで、身体を動かすことで交感神経を一旦引き上げてから副交感神経にスイッチングをさせます。

② 副交感神経が働き出して、脳のフラストレーションが沈静化する中で、論理的思考を読書などで知的刺激で正常化します。(ホームポジション=ニュートラル時の安定状態)

③ これらの下準備(身体を動かすこと)と方向性(倫理性の正常化=デフラグ)を踏まえて、Relookのアプリを活用することでアプリの効果が上がります。ぜひ、お試しください。


※本記事の内容は、執筆当時の学術論文などの情報から暫定的に解釈したものであり、特定の事実や効果を保証するものではありません。