心も身体も美しくよみがえる呼吸と姿勢の関係


結婚する前は、オシャレもしていたし身体にも気を配っていたけれど、結婚して子供ができてからはなかなかオシャレもできない。結婚には満足しているし、子供も可愛い。それでも何か心がざわついている。これでいいの? 友達からは専業主婦でうらやましいと言われている。けれど、専業主婦も結構楽ではない。子供は自分の手でしっかり育てたいから、節約して子育てに専念しているけれど、子供が熱を出したり、言うことを聞かないこともストレスになっている。 身嗜(みだしな)みに気を配る暇もないし、寝不足でお肌もボロボロという方も多いでしょう。

時々鏡を見て、何もかも忘れて遠くへ行きたい。心が殻に閉じこもって暗い気持ちになり、つい夫に八つ当たりしてしまう。そんなことはありませんか? そんな方に、心を美しく蘇らせて、身体も肌も美しくなるマインドフルネスを今回お伝えいたします。


お肌は腸の裏返し

写真/photo AC

ストレスがたまると、まず胃腸が不調になります。それは胃腸の働きを司(つかさど)る自律神経で副交感神経の働きが抑えられているためです。なぜ、副交感神経の働きが抑えられているかというと、対になっている交感神経(興奮系)のスイッチが入りっぱなしだからなのです。 常に交感神経が優位で心がザワついている状態が続くと、急にテンションが上がるか、ガクンと落ちるということが起こります。この影響が最も強く現れるのが腸なのです。

そして、身体や顔、手足の皮膚は腸の中、つまり腸の内側の延長線上にあります。腸の内側が荒れていれば、お肌も荒れているのです。東洋医学では身体や顔のどこに肌荒れがあり、どんな肌荒れかで腸の中がどの様な状態にあるかも観ることができるとされています。 この腸やお肌が荒れは交感神経が優位に働いているサインですが、そこにストレスが関わっております。さて、ストレスそのものが心身に影響を及ぼす場合と、及ぼさない場合があります。 影響を及ぼす場合は、ストレスによってフラストレーション(欲求)が溜まった場合です。つまり、何かによって欲求を妨げるストレスが生じ、欲求不満そのものが心身に影響を与えるのです。

女性の脳はを求めている


人間の脳は左右に分かれていて、左脳が論理性や言語などを司り、右脳が空間認識や直感、芸術性などを司っていると言われております。そして、女性は右脳をよく使う傾向があるとも言われております。 最近の脳研究では、女性は右脳だけではく左脳も上手に使いこなしていることも確認されております。

それは男性に比べて右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という神経が発達しているからだとも言われておりますが、いずれにしても男性より右脳を使いこなしているのが女性でしょう。 さて、空間認識や直感というものは物事を抽象的(ちゅしょうてき)に捉(とら)える力とも言い換えることができるでしょう。この物事を抽象化できるポイントは自分の視点がしっかり定まっていなければ出来ません。それを本能的に持っているのが女性であると考えられます。 ※抽象(ちゅうしょう)=物事のポイントだけを抽出して簡略(かんりゃく)化し、本質を表すこと。

たとえば、漫画やアニメの絵も抽象画です。 どういうことかというと、簡単に言えば男性よりも自己中心的なのが女性だということです。これは悪い意味でお伝えしているのではなく、そうでなければ子供を育てられないのです。 子供を守り、巣を守る。巣の中心に自分をおくという本能が女性の中に強くあります。よく、女性は地図を読むのが苦手と言われておりますが、それは空間認識が曖昧(あいまい)だからということではなく、自分が常に場所の中心にあるので自分の座標を外側から捉(とら)えようとする欲求が少ないためともいえるでしょう。


ですから、女性の方が男性よりも保守的傾向があります。しかし、保守的でなければ子供を産んで育てることなどはできないでしょう。 けれど、環境の変化や変化に合わせて思考や行動を変えることが女性は苦手な分野でもあり、つまり、変化がフラストレーション(欲求)を引き起こすことにもなります。独身から既婚や、子供が産まれること、子供の成長、子供の独立、老後、失業や夫の転職、社会情勢の変化がストレスになり、安定へのフラストレーションが高まります。

これを本来は環境の変化に強い男性がしっかりケアすること大切なのですが、それもタイミングや状況によって行き違いも起こるでしょう。 そこで、まずは女性自身がフラストレーションを上手にコントロールする必要があります。女性は常に安定を求めます。では、女性の心が安定することは何でしょうか?それは女性自身が美しさを維持し、自分自身の美という価値を認識できる状態ではないでしょうか?いかがでしょう。


美しさを求めれば心が輝く


「女性の強さは美しさ」です。そして美しさは女性の誇りそのものです。そして、それは年齢を超えることができます。筆者は男性ですが、男性の眼から見て年齢を超えて各世代でそれぞれ美しい女性を感じることがあります。 それは内面と外面の美しさが一致して醸(かも)し出す凛(リン)とした美しさです。では、その美しさをどうしたら手に入れることができるでしょうか?一番基本的なことを書きます。「美しくありたい」と思うことです。

もともと、女性の中にある美への欲求はそれをあきらめたり、見失うと光を失います。しかし、美を求めた瞬間から光り出すのです。

全ての動作にを取り入れる


女性の心が求めている美への欲求を自分自身が認めたときに、次に自分自身が美しくなるためにどうしたら良いか?ということを思うでしょう。素肌を整えるには?メイクは?着る洋服は?痩せるためには?などといろいろな条件を考えると思います。 しかし、もっと根本的なことに脳を働かせて行くと自然と条件はそれに沿って動き出します。それがマインドフルネスの心の働きです。

ではどの様に脳を働かせれば良いでしょうか?行動を変えるという事と、行動を監視するという事をします。 これを仏教では八正道と表現しております。正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定とお釈迦(しゃか)様は説いております。それを超約すると「自分の行動の全てを正しく行う様に自分で監視せよ」という事です。 ※お釈迦(しゃか)様とは2500年位前にインドで仏教を起こした実在の人物と言われております。

釈迦(しゃか)とは王族の名字でお釈迦様は王子様だったのです。 では、正しいとは何でしょうか?ここでは「美しい」ことが正しさです。つまり、貴
女の行動の全てを美しく行い、それを自分で監視するのです。監視とは自分を客観的に観て、美しさと反対のことをしない様に心がけることです。

美しいものを見ているか?美しいことを思っているか?美しい言葉を使っているか?美しい行いをしているか?美しい人生を生きているか?美しさとは何かを常に探求しているか?美しい世界を願っているか?美しく全うしたいと祈っているか? そのことで、貴女の中の美しさが目覚め出します。本来の力が動き出すのです。足りないものを求めてはなりません。本気で美しくありたいと求める事に心がフォーカスされると、足りないものは必ず補われるように動き出すのです。


は合理性と感性

美しさとは何か?それは人それぞれです。だから、自分自身が美しいと感じるままにあれば良いのです。大切なことは自分自身が感じる美しさが合理性を宿しているかなのです。合理性とは何か?ここでは生命力と仮定しましょう。

健康で生命力に満ちている美しさを美しいと感じることが出来れば、貴女は自分の生命力を美として醸し出すことが出来るでしょう。 しかし、大抵の女性は身長何センチに対して何キロ以下とか?痩せている方が美しいとか、世の中の様々な情報に惑わされます。

たとえば、体重を50キロにしたいと思います。けれど問題なのは50キロの体重ではないのです。同じ身長で、体脂肪率が30%50キロと20%の55キロではどちらを求めますか?その答えは生命の求める方なのです。

身体のは心を美しくする


ストレスやフラストレーションを感じるのは心です。心とは貴女(あなた)自身が感じる自分です。では、自分とは何者でどこにあるのでしょうか?脳の中にあるのでしょうか?どこに自分の心があるのかも分からずに、このイライラやモヤモヤをキレイにできませんし、心を探している間にもモヤモヤは続きます。

そのイライラやモヤモヤを解決するには、状況が変わるか?状況を変えるしかありません。ところが、状況が変わるのを待っていても変わらないかもしれません。また、状況を変えられるならとっくに変えているでしょう。 では、どうしたら良いでしょうか?今、目の前にあるものを使って主体的に心を美しくするのです。

眼に見えて、自分のもので、自分で何とか出来るもの。それは自分の「身体」です。自分の身体を美しくすることで、心も満足し出します。そして、もっと美しくなりたいとモチベーション(目的意識)が動き出します。そして、アクション(行動)が大切です。


姿勢が身体を美しくして、心を安らかにする

身体が美しくなれば、心が如何(いか)に波立っていたとしても、やがて波が静まれば美しい姿を心は映し出すでしょう。心の波は姿勢が定まればいつかは必ず穏やかになるでしょう。その時に映し出されるものは美しい自分なのです。 では、いつ心の波は静まるでしょうか?それは映し出す対象が静かになった時です。川面を揺らしているのは自分自身なのです。

自分の姿勢が美しさを得た時に、心も静けさを得られるのです。姿勢とは生命の基本です。内臓があるべき位置に定まり、骨格のジョイント正しく繋(つな)がることで、全身を流れる血流やリンパ液、ホルモンの分泌がスムーズに働きます。生命を司る自律神経もバランスを得て、感情や思考はホームポジションを得られるのです。 ホームポジションとはパソコンのキーボードを打つ時に最初に指を置く位置です。

つまり、基本位置です。心身がもっとも安定した位置をまず知ることが大切です。 身体の美しさの基本は姿勢にあります。では、美しい姿勢とはどんな姿勢なのか?簡単にお話しすると「呼吸と動作が一致した」姿勢です。立っているとき、座っているときでは呼吸する筋肉が変わります。歩いている時、走っている時、座った姿勢から立ち上ある時、立った姿勢から座る時、すべて動作と呼吸は異なるのです。

この呼吸と動作が一致した人を名人とか達人と言います。ダンスやスポーツでも素晴らしい動きをする人は呼吸と動作が常に一致しているのです。この呼吸と動作の一致には全てを貫いている原理と原則があります。 その一番簡単でシンプルな入り口が座禅などで行われる呼吸です。なぜ、座って動かないで呼吸だけに集中させるかと言うと、動作を起こすホームポジションがそこにあるからなのです。

この動作と呼吸の関連と具体的な方法は「脳と身体がコネクトするトータルマインドフルネス」で書かせていただきますが、ここでも後ほど少しだけお伝えしておきましょう。

コアをつかまえる

人間は地球上の生物でも珍しい2足歩行です。2足歩行で脳と両手が進化したとも言われております。けれど、人間が2足歩行を出来る様になってから様々な身体的な課題も抱えました。その様な意味では人間はまだ進化の途中でもあるのです。

そこで、その課題というか身体的な不都合を修正する必要があります。その最も大きな不都合は骨盤です。特に女性は子供を宿し、産むために骨盤に歪(ゆが)みが生まれます。骨盤は身体の姿勢を維持する大きな役目があります。

1. 内臓の受け皿

2. 重心の位置と呼吸コントロールの要 です。

このことは追々書かせて頂きますが、まず身体のコア(中心)である
骨盤の歪みを修正する必要があります。

その方法として、まずやって頂き運動があります。これはチョット大変なのですが、やって頂けば必ず効果が現れます。その効果とは、

1.  ウエストが引き締まる

2.  便秘が改善される

3.  姿勢の歪みが改善されます 


図1


(図1)
① 両足をあげてお尻だけを床につけます。

② 右足を前に蹴る勢いと右腕を前に押し出す勢いで右坐骨を前に押し出します。

③ 左も同じ様にして交互に前へ進みます。

慣れてくると腕と足の反動は必要なくなります。 最初は全く前に進まないかもれませんが、ぜひやってみて下さい。チョットずつ動く様になります。この運動をした後に座禅(瞑想)に入ることを習慣づけてください。


結跏趺坐(けっかふざ)をしやすくするために行う動作

図2

座禅では、結跏趺坐(けっかふざ)という両足を組む方法をできるだけマスターして下さい。理由は股関節と足首の柔軟性を得ることで下半身の緊張を取り去るためです。そのことで骨盤をしっかり安定させた姿勢で、深く呼吸を行えるようになるのです。

図2はそのための準備動作です。

① 両膝を内側に閉める様にする事に対して手で閉まらない様に抑えます。

② 7秒間全力で両膝を閉めてください。

  7秒経ったら力をストンっと抜きます。 これを3セットやります。

この運動を行うことで股関節が開きやすくなります。これを逆動作法と言います。 そして、足首を手でしっかり回してください。


結跏趺坐(ケッカフザ)と呼吸でホームポジションを得る

図3

図3が結跏趺坐(けっかふざ)です。

①  両手はヘソの前で重ね親指を合わせます。右利きの方は(左手を上が良いでしょう)左利きの方は(右手を上が良いでしょう。)これは利腕の方がどうしても肩甲骨が上にあがる傾向があるからです。つまり、肩の力を抜くために利腕の逆を上にします。

② 足の組み方は右利きの方は(左足を上に重ねます)左利きの方は(右足を上に重ねます)これは利腕の方の骨盤が上に引き上げられている傾向があるからです。

③  肘は軽く脇に寄せます。そのことで胸が開きます。

④  頸(うなじ)にすこし力を入れて顎(あご)を軽く引きます。目線は少し前方の床に落とし、半眼(はんがん)薄目です。

最初はなかなか出来ないかもしれません。けれど、先ほどのイラストの運動と足首回しを丹念に行うことで必ずできる様になります。座禅姿勢が出来ないうちは、座禅をやらない位の気持ちで稽古をしてみてください。 ここがステップ1なのです。これが出来て初めて呼吸法に入れます。

結跏趺坐ができる様になりましたら、次は呼吸の方法ですが自然で良いです。腹式呼吸だとか長く吐くとかは意識しなくでも良いのです。 姿勢がしっかり定まると、それに合わせて呼吸は自然と最適化されます。呼吸に意識を向けても良いですし、向けなくても良いです。 ただ、意識して欲しいことが一つあります。今回の目的です。美しい身体と心を得ることです。

今、自分が座禅をしている姿が美しいか?だけを意識してください。美しい姿でありたいと思えば座禅は心を静けさへ導くでしょう。座禅に委(ゆだ)ねるのです。
時間は5分でも1時間でも、構いません。心か落ち着いたなぁと感じたら、足を解きます。合掌(がっしょう)して、全てに感謝しますと心で祈ります。



身体を解放する

さぁ、一日がようやく終わりました。お布団に入りましょう。身体も心も解放されました。もし、お子様が小さくてまだ眠っていないとしたら、ぜひ絵本を1つ読んであげて下さい。 子供はお母さんの声を聞いて、すぐに眠るでしょう。そして、貴女も眠くなります。その時にRelookのお気に入りアプリ聞いて眠ると良いでしょう。すると目覚めた時に身体も軽く、心もスッキリします。そして、きっと美しさが増しているでしょう。

まとめ

女性の心は常に美しさを求めております。その求めに応えてあげることで身体も心も美しさを得て行きます。 ①  そのために姿勢を美しくし、自分の全てを「美しさを基準」に見守るのです。ポイントは美しい姿勢です。 ②  生命として、美しい姿勢とは呼吸と動作が一致した姿です。そのホームポジションが座禅なのです。 この座禅で貴女は自分のアイデンティティー()を取り戻すでしょう。心と身体が生命として輝き出します。


※本記事の内容は、執筆当時の学術論文などの情報から暫定的に解釈したものであり、特定の事実や効果を保証するものではありません。