目次
ヒマラヤ瞑想とは?
ヒマラヤ瞑想は正式にはヒマラヤシッダー瞑想といい、心身を内側から清め、究極の悟りに向かうための瞑想法です。
ヒマラヤ瞑想には5000年以上もの歴史があります。この特別な瞑想法を指導できるのは、究極の悟り(サマディ)に到達した大聖者のみであり、日本での唯一の人物はヨグマタ相川圭子です。
ヒマラヤ瞑想と瞑想の違い
リラックスを目的とする瞑想とは異なり、ヒマラヤ瞑想は悟りに向かうための実践法です。
ヒマラヤの教えが他と大きく違う点は、そこに究極の悟りに達したヨグマタ相川圭子からエネルギーが注がれる点にあります。ただ静かに座っていても、雑念が多く無心の状態になるのは難しいですが、悟りからのエネルギーによって一気に無心の状態に導かれるといいます。瞑想が深まるほど危険も伴いますが、ヒマラヤ大聖者の守りによって、安心して内側の世界に入っていくことができます。
また、一般的に、本格的に悟りを目指すためには、出家して山奥にこもり厳しい苦行に取り組む必要があります。しかしヨグマタ相川圭子は、より多くの人が本質的な生き方に目覚めてほしいとの願いから、社会生活を送りながらでも悟りに近づける「ヒマラヤ・サマディ・プログラム」を開発しました。
このプログラムは、現代人に合わせて優しく安全にアレンジされています。ヒマラヤの秘密のメソッドに加えて、世界各国のさまざまな伝統医学・身体療法・サイコセラピーなどを統合して作成されています。瞑想だけでなく、アーサナ(体操)、他の参加者とのワーク、日常での心の使い方など、総合的にバランスの良い学びを得ることができるのです。
ヒマラヤ瞑想の第一人者、相川圭子とは
10代でヨガや瞑想を始め、20代でヨガをインストラクターとなり、たくさんの生徒にヨガを指導していました。30代後半でヒマラヤの大聖者ハリババと出会ったことをきっかけに、単身ヒマラヤに渡り、修行を始めました。ヒマラヤ山中では命を賭けた幾多の厳しい修行が待っていましたが、それを乗り越え、ヨガ・瞑想の最高ステージである「サマディ(究極の悟り)」に到達しました。
ヨグマタとは「ヨガの母」「宇宙の母」という意味があります。ヨグマタ相川圭子は1991年、インド政府、および瞑想・ヨガの世界的な機関であるWorld Development Parliamentからヨガのマスターとしてこの「ヨグマタ」の尊称が与えられました。インドでは、さらに敬称である「ジ」が加えられて「ヨグマタジ」と呼ばれ、たくさんの人々から尊敬され親しまれています。
1991年から2007年まで、ヨグマタ相川圭子はインドの各地で合計18回もの公開サマディを行いました。この公開サマディは世界平和と真理の証明を目的としています。これは完全に密閉された神聖な地下窟にこもり、飲まず食わずで3-4日間サマディの状態にとどまるという、非常に困難な実践です。
2007年1月にはこれまでの偉業をたたえ、インド最大の霊性修行の協会「ジュナ・アカラ」より、女性として史上初めてとなる最高指導者の称号「マハ・マンダレシュワル(偉大なる宇宙のマスター)」が授与されました。
ヨグマタ相川圭子は、過去数回にわたってニューヨーク国連本部に招待されてスピーチや瞑想指導を行った経験があり、インド映画祭では世界平和部門の功労者として表彰されたこともあります。
現在は、日本国内外で瞑想指導を行い、本質的な生き方をガイドすると同時に、アメリカ、ロシアをはじめ世界各都市で、愛と平和の輪を広げる運動「ワールドピースキャンペーン」を推進し、国際親善にも尽力・貢献しています。
ヒマラヤ瞑想の効果
ヒマラヤ瞑想の教えと実践を習得すると、私たちの心身・生活にどのように効果があるのでしょうか。
ストレス解消
お金や肩書、他人からの評価など、いずれ消え去る物事に常に反応していると、過去のことを後悔したり将来のことを心配したりして、ストレスにつながります。また、“~せねばならない”という考えにとらわれると自他の欠点ばかり目について、これもストレスを引き起こす原因となります。瞑想はそういったものを取り去り、すべては消えていくんだということを感じたり気づいたりする時間のことだと、ヨグマタ相川圭子は話しています。
健康増進
ヒマラヤ瞑想には深いリラックス効果があり、それよって、心身の緊張がほぐれて自律神経のバランスが整いやすくなります。その結果、全身の血行が良くなり、慢性的な疲労感や冷え、原因の分からない不調などが改善されやすくなります。
また、瞑想によって無心でいる習慣がつくため、日常生活の中で余計なエネルギーを消耗しないようになり、常にパワフルに過ごすことができるようになるといいます。
さらに、ヒマラヤ瞑想は単にリラックスするテクニックではなく、根源の存在からパワーを汲み出し、自分が本来持っている免疫力や自然治癒力を目覚めさせる根本的な方法ですので、対処療法とは異なり、健康増進の効果が持続しやすいという特徴もあります。
能力開発
仕事での「成功者」とはどういった人のことを呼ぶでしょうか?高い地位と名誉を持っていて、お金をたくさん稼いでいる人でしょうか?
ヒマラヤ瞑想の教えでは、自分自身を満たしながらも、周囲も幸せにしていくようなリーダーを目指すことで「真の成功者」になることができるといいます。
仕事で必要となる集中力、創造力、そして人から信頼されるような人間力。このような能力を引き出すためには、自分の心を整理整頓し、物ごとへの執着を手放して柔軟な心を持ち、さまざまな出来事に動じない不動心を引き出す必要があります。
ヒマラヤ瞑想を継続的に実践することで、無駄なエネルギーを消耗しなくなってパワフルになり、さまざまな出来事に動じない不動心が養われ、常に最高の精神状態で仕事に臨むことができるようになるとされています。また、心が整理整頓されてクリアになるため、決断力や直観力も養われ、創造的なアイディアを導き出しやすくなります。
人間関係の改善
私たちは誰でも、「こうあるべき」「これは嫌だ」など、さまざまな価値観や思い込みを持っています。そういった自分なりの考え方や価値観へのこだわりが強くなるほど、他人とぶつかり合うことが多くなり、人間関係がこじれる原因になりやすくなってしまうのです。
ヒマラヤ瞑想は、そのようなさまざまな固定観念やとらわれ、考え方の癖に気づき、それらを手放していくプロセスです。
ヒマラヤ瞑想を実践していくと、怒り、不平不満、悲しみ、恐れなどのネガティブな心を自分から切り離して、客観的に見つめることができるようになるといいます。そして、日常生活の中で、信頼、感謝、尊敬などのポジティブなエネルギーが私たちの内面に育まれて、人間関係が自然と改善していく効果が期待できます。
悟りに近づく
ヒマラヤ瞑想では、悟りを目指すには表面的な自分を磨き上げるのではなく、自分の心に染み付いた執着や過去生から積み重ねてきたカルマ(業)と呼ばれる記憶を浄化していくことが重要であると説いています。そうすることで、心と体を知り尽くし完全にコントロールして、悟りに近づくことができるのです。
ヨグマタ相川圭子の教えによると、私たちの心身には、過去生からいろいろな思いや行為の記憶が刻まれており、それが運命の設計図となって、時に本当の自分が願う人生の妨げとなっています。ヒマラヤ瞑想は、通常は変えることができないこのカルマから解放され、真の自由と成功を獲得し、悟りという人間として最高のステージへ向かうプロセスです。
ヒマラヤ瞑想のやり方
難しい瞑想を自己流で行うと、感覚が過敏になって危険な状態に陥る可能性があるとされています。例えば、自分はろくな考えの持ち主ではなかった、思っているほど大した人間ではなかった、などの絶望感やマイナスな感情にとらわれてしまうこともあるからです。そのため、ヒマラヤ瞑想を実践するには、正式な指導を得ることが重要です。
ヒマラヤ瞑想を習える場所
サイエンス・オブ・エンライトメントという団体がヒマラヤ瞑想の指導を提供していますので、まずはこの団体への入会が必要となります。興味のある方はまず、全国各地で行われている無料説明会に参加しましょう。この無料説明会はウェブ上でも開催されています。
入会後は、ディクシャと呼ばれる、入門秘法伝授の儀式が行われます。このディクシャでは、高次元のエネルギーとともに、マントラと呼ばれる神聖な音の波動が伝授され、本格的な修行にあたってのお守りをいただきます。このマントラを日々唱えることで、自分でも知らない心身の汚れが浄まり、とらわれや思い込みが取り除かれて、深い瞑想を行うことができるといいます。
入門秘法伝授をスタート地点として、そこからヒマラヤの教えの学ぶと実践が始まっていきます。東京の道場や地方会場、そしてWEB上でも、ヨグマタ相川圭子の法話会(ダルシャン)のほか、さまざまな研修会が定期的に開催されており、自宅でも実践できるさまざまな瞑想秘法やワーク等が用意されています。
プログラム例―ヒマラヤ修行コース―
ヒマラヤ瞑想を定着させるための基本プログラムである「集中瞑想セミナー」、潜在意識に潜む執着や思い込みなどへの気づきを深めて取り除く「ベーシックコース」、ヨグマタ相川圭子の独自メソッドによるアーサナ(体操)を学ぶ「癒しと真の健康セミナー」などがあります。
プログラム例―ヒマラヤの教えの学び―
ヨグマタ相川圭子が人間関係、悟り、愛、平和など多岐にわたるテーマについて語る「法話会(ダルシャン)」や、自宅や通勤途中でも深い学びを得ることができる「通信講座コース」などがあります。また、電話相談も受け付けており、修行の進め方から人生の悩みまで個人的に聞きたいこと、相談したいことがある場合にもサポートしてくれる嬉しいサービスも利用可能です。
サマディリトリートー合宿プログラムー
ヨグマタ相川圭子がこれまでに習得した教えと実践の集大成といわれる、7日間の合宿プログラムも提供されており、会員になると参加することができます。日常生活にわずらわされることなく、ヒマラヤの教えと実践だけに集中できるため、1度の参加で大きな変化を実感する参加者も大勢います。
ヒマラヤ瞑想にかかる費用
サイエンス・オブ・エンライトメントへの入会やその後の研修・講演会などの料金は公開されていません。無料説明会に参加したり、サイエンス・オブ・エンライトメントの事務所に問い合わせたりすると必要な費用を教えてくれますので、興味のある方は問い合わせてみてください。
ヒマラヤ瞑想で効果が出るまでにかかる時間
人によってヒマラヤ瞑想の効果を実感するまでにかかる時間は異なるでしょう。プログラムに1回参加するごとに自分自身の変容を実感できることもありますし、ヒマラヤ瞑想のスタート地点であるディクシャと呼ばれる入門秘法伝授の儀式を受けた時点で、すでに変化を感じる人もいます。
さらに進化を望む人には、合宿のコースも用意されており、数日で何十年分の修行に相当する進化を得ることができるといわれています。このように合宿に参加して集中的に取り組むことで、より早く効果を実感しやすいでしょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
通常の瞑想と違って個人的に取り組むにはなかなかハードルが高いですが、是非機会があったら皆さんも一度ヒマラヤ瞑想のイベントに参加してみてください。
※本記事の内容は、執筆当時の学術論文などの情報から暫定的に解釈したものであり、特定の事実や効果を保証するものではありません。